【C4D】GPUレンダラー特有のノイズへの対処【AEプリセット配布】

引き続きC4D勢のトニー太田です。こんばんは。

現在、GPUレンダラーのOctane Renderを導入し、C4Dを扱っています。
GPUもGTX1080を導入し、非常に高速なリアルタイムプレビューとレンダリングです。

しかし、OctaneをはじめとするGPUレンダラーでのレンダリング・プレビューには「特有のノイズが乗る」という問題があるそうです。
今回はその対処について検討しました。



まず、サンプリング数についてです。
サンプリング数というのは平たく言えば、どれだけ時間をかけて画質を上げるか、という設定です(厳密には違うかも)

まずは、サンプリング数による画質、容量、レンダリング速度の比較です。
(1フレームあたりの容量、レンダリング速度)

サンプリング:128 ノイズ:多 レンダー時間:14秒 容量:11.9MB

サンプリング:256 ノイズ:中 レンダー時間:27秒 容量:11.9MB

サンプリング:512 ノイズ:少 レンダー時間:54秒 容量:11.9MB

Octane Renderの場合、サンプリング数が2倍になるとレンダリング時間が2倍に、サンプリング数が4倍になるとレンダリング時間が4倍になりました。
ノイズも減っていきます。サンプリング数512だと、言われないとノイズの存在が分からないくらいになっており、かなりいい感じになるのがわかると思います。

ただ、このレベルのノイズ除去に対して、4倍の時間をかけるのは正直きつい・・・。
というわけでサンプリング数128のデータを使い、後工程としてAfterEffectsでノイズ除去できるか試してみました。

サンプリング128

AEでデノイズ

全然いけるやん。

めっちゃキレイになるやん。ノイズだけ見たら512よりキレイなのでは?
ただノイズ以外の部分にタテ線がうっすら出てしまうんですよね。処理内容上仕方ないですが、ノイズよりはずっとマシかと思います。

デノイズにはOLM Smootherと、グレイン(除去)を使用しました。
OLMはフリープラグイン、グレイン(除去)は標準エフェクトです。
ノイズによってはOLM不要ですが、コントラストの強いノイズが乗っている時は有効に機能します。

せっかくなのでAEのアニメーションプリセットを配布します。

アニメーションプリセットはライセンスフリー、再配布自由です。
好きに使ってください。



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