「人は自分を映す鏡」の本当の意味

「人は自分を映す鏡だ」
なんてよく言われますよね。

一般的には、自分に似た価値観の人間が集まる、とか、自分の態度や行動が変われば周りも変わる、という場面で使われる言葉です。
幼少の頃は、「そんなわけないやろ」と思っていましたが、この言葉は本当に深い意味があるようで、人生の節目節目で意味を変えて気づきを与えてくれました。

今日はこの言葉について、半年くらい前に気づいた事を紹介しようと思います。


人は自分を映す鏡、というのは、一言で言うと少し難しい言葉になるかもしれませんが、
「相手の可能性を、自分と同程度と考える事で起こる錯覚」
であり、言い換えると
「人間の能力」を自分を基準にして考えて、同じ評価を他人にも適用している。
という意味にもとれると思います。


例えば、これはほとんどの人が当てはまると思いますが、自分自身に能力がない、劣っていると思っている人。こういう人は、周りにいる人にも能力が無いと無意識に思い込んでいる人が多いのではないかなと思います。
例えば、そんな人の周りで夢を語っても、人間の可能性を信じられない人は「お前なんかにできるわけない」「現実を見ろ」と、ロクな事にはならないのは目に見えています。

劣っていると思っている人が、努力して苦労して能力を身につけたり、社会的な成功を収めたならば、
「自分程度の人間でも苦労を乗り越えて努力すれば能力が身につくんだ。成功できるんだ」
と考え
「能力を身につけたり成功したいと言っているのに、努力をしていないのは単なる怠慢であり甘え」
断じてしまいがちです。これは本当によく見かけます。


逆に、少しやればすぐ能力を身につけられる器用な人は、周りにいる人もすぐできるものと捉えてしまい、「できない」という事が理解できません。

僕はどちらかというと器用な方で、本気で取り組んで実現できなかった事がひとつも無いので、「できない」事が理解できず「いやそれ本気でやってないだけでしょ・・・」と考えてしまいがちだし、
人間の可能性を自分と同等と考えてしまい「1年あればこれくらいには余裕で到達する」なんていうい見積もりをしがちだし、その見積もりが甘かった時にその人の努力不足と断じてしまいがちです。


自分自身に対する評価を基準にして、人を不当に評価していませんか。
自分だけでは分からない事なので、色々な人と話すと、色々な基準が見えるかもしれませんね✌('ω')

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